海外進出の条件




2010年06月07日(月)
当時世界最大級の百貨店 上海ヤオハン (1997年当時)

今回訪問した上海ヤオハンにおいては、日本人スタッフは、7名のみ。 中国で事業をやる上での注意点がいくつかあります。
企業哲学の問題。
口だけでなく、実際に2度3度行動で示すことによって仕事を覚えてもらう。
店を開店する上でのライセンスの問題。政府の人によって違う答えが返ってきたりする。
商品はメーカダイレクト。そのため約束の日に入らないことがある。卸売りの業者を経ていない。上海ヤオハンが 卸売りの役目を果たすこともある。

海外進出の条件
1. その企業の哲学として、中華人民共和国に何をするために来たか。
2. パートナー次第でスムーズに行く。
3. 現地化をする。人、物、金をする。物の現地化とは、商品を輸入に頼るのでなく、 現地でそれに似たものにする。金の現地化とは銀行と手をつなぐことだ。
4. 政治・経済の安定が必要であること。
5. 海外に日本から行く人材に求められることはまず、明るい人でなければいけないらしい。 暗い人は海外では全くだめだそうだ。仕事ができて、自国に誇りの持てる人が一番とのこと。

中華人民共和国での事業展開は大変である。私たちが帰国して、約1週間後に何とヤオハン・ジャパンは、 会社更生法の適用を受けて事実上倒産してしまったのである。その理由には、 中国での事業展開に莫大な資金が投入されたこと、1000店舗チェーンを中国国内で 行おうとした為の無理が影響していると新聞にはあった。
上海ヤオハンの開店日には、お客様が107万人きたというギネス記録を持っている。 しかし、実際に買い物をしたのはその内、数割程度の人だったとか。
それに、テレビなど電気商品は、高くてそれほど売れなかった。
私達が中国に行く前から経営が難しくなっていると聞いていたヤオハン。 それでも廈門の地を訪れたとき、貿易センターで開かれいた商業大会で明るい話も聞くことが出来た。 その会場で、廈門大の先生から、上海ヤオハンについて聞く事が出来た。 その話によると、お店の商品は高かったが、上海の人たちの収入が上がっており、 売れ始めるとの見方だった。是非そうなってもらいたい。