〜海外進出の背景〜




2010年06月07日(月)
デパートで見つけた子供用コンピュータ

アジア各国への投資は、1985年のプラザ合意(円高、ドル安を引き起こした)を境にして増えていきました。 原材料を輸入し、日本の科学技術力で製品として形にして輸出するという経済システムを持つので、 急激な為替相場の変動は企業の利益に直接的な影響を与えたのです。
特に、輸出型企業に取って、円高・ドル安というのは、海外の他国の製品に比べて割高になり、 価格競争力の面から勝負にならなくなります。そこで日本の企業は、製造コストを採算に見合う事を 期待し、人件費コスト削減を目的にとして良質で豊富な労働力を持つアジア各国に生産拠点を求めていくことになります。
その舞台は、今回訪れた中国や、ベトナムが主になっています。
そこには受け入れが輪の国にとっても、海外企業の進出、受け入れが盛んになった背景に、 「輸出指向型産業の育成を強化したい」中華人民共和国と、「国際競争力を強化したい」日本国のの思惑が、 一致したという事情がありました。